Tap In のイベント管理アーキテクチャは、さまざまな発生源およびテクノロジーからの監視データを統合します。イベントは、Tap In 管理サーバのメモリ内の公開/申し込みバスに置かれ、イベントの高スループットを可能にします。ステート指向の監視システムと比較して、Tap In アーキテクチャはダイナミックなクラウドアプリケーション監視のために最適化されています。
イベントエンジン、コンフィギュレーションとレポーティングのコンポーネントを含む Tap In Systems のクラウド管理サービスは、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) として運用します。インターネット越しの監視サービスを行うため、スクリプトは Tap In 管理サーバ上で起動することができます。クラウドサーバ上に配備されたエージェントは、 Tap In 管理サーバ上のクラウドサーバイベントを作成するため、サーバの計測基準とクラウドのメタデータを組み合わせます。企業(社屋)内のシステム上に配備されたエージェントは、クラウド内の Tap In 管理サーバにセキュアーなチャネルを介してイベントを送ることができます。 Tap In の QuickView コンソールと Web ビューアおよびデスクトップ・ウィジェットは、Tap In クラウド管理サーバによって処理されたイベントを表示します。
Tap In のイベントバスアーキテクチャ(下図参照)により、どのような認められた「メディエータ:mediator」でも、バス上にイベントを作成することができ、どのような認められた「コンシューマ:consumer」でもそのバスからのイベントをアクセスできます。バス上のイベントはインフラストラクチャのコンポーネントの現在状態を示します。
Tap In は、コンシューマとメディエータのアプリケーション作成を簡単にする一組の API を提供します。バス上のイベントを作成するために、一組の言語拡張と Web サービスで Perl、Ruby、Java や Powershell を使用できます。各言語でどのようにイベントの作成た読み出しをするかについては、リソース(Resources)ページの例を参照してください。
Tap IN 管理サーバに申し込むアプリケーション(コンシューマ)は、捕捉されたすべてのイベントを参照したり、新しいイベントが発生した場合にアップデートを受け取ることができます。すべてのイベントは MySQL データベースに保存され、サードパティーのシステムからリアルタイムとログされたイベントデータの両方をアクセスすることができます。コンシューマ・アプリケーションは以下を含みます:
バス上のリアルタイムイベントを表示する、Tap In の QuickView コンソール;
イベント履歴および標準とカスタマー定義レポートの両方を表示する、Tap In の Web ビューア;
Tap In は、exit コードや文字出力を含む、どのような Nagios スクリプトからのイベントでも翻訳して生成することができます。これにより、アドミニストレータは Nagios のために開発された数百のオープンソースのプラグインを使うことができるようになります。アドミニストレータは、他の Tap In イベント属性を含めることで、これらのスクリプトの機能を拡張することができます。
コンフィグレーション
Tap In 管理サーバは、メディエータ起源からのイベント処理やスケジューリングスクリプトによるイベントバス機能を実行します。承認ユーザとスケジュールされたスクリプトの構成は、Tap In コンフィグレーション(構成設定)ツール内の Web サービス API を介して実施されます。コンフィグレーション(構成設定)ツールは、キャパシティの拡張や上超過のために Tap In 管理サーバのネットワークを中央で構成できます。
オープンソースのモジュール
Tap In Systems のスクリプト、コードのサンプルおよびインタフェースモジュールは、オープンソースソフトウェアとして配布されます。これにより、お客様のインフラストラクチャの成長に応じての追加ソフトウェアのための支払いの必要を排除し、ユーザが統合のモジュールを分かち合うことを奨励します。