グランドワーク モニタのアーキテクチャ
グランドワークは、選りすぐったオープンソースのシステムとネットワーク管理と監視技術を柔軟で拡張性の高いフレームワークに統合するプラットフォームを提供するため、標準ベースのオープンアーキテクチャを使用します。
- データ生成層(Data Generation Tier)
- データ生成層は、グランドワークのソリューションで監視されるサーバ、ネットワークデバイス、データベース、アプリケーションを含んでいます。
- データ収集層(Data Collection Tier)
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データ収集層は、データ生成層内の監視対象ノードからステータスと性能情報を集めることに責任を持ちます。データ収集業務は監視対象ノードによって、あるいは、データ収集コンポーネントによって開始することができます。ステータスと性能データは、配備された下記のオプションに依存する多くのメカニズムを介して集められます:
- SNMP ポーリング、トラップ、MIB、NFlow, SFlow
- シスログ、イベントログおよびアプリケーションログ
- Windows Management Instrumentation
- Nagios* プラグイン
- Nmap
- Ganglia
- Ntop
- 合成トランザクション
- データベース クライアント インタフェース (DBI)
- オープンソースのエージェント および、オープンソースのプラグイン
- 他のサードパティツール
- グランドワーク分散監視エージェント
- データ管理層(Data Management Tier)
- データ管理層は、データ収集層から引き渡されたステータスと性能データの変換、集約、保存に責任を持ちます。データ管理層は下記に分かれます:
- データ監視アダプタ(Data monitoring adapters)。 データ監視アダプタは、データ収集層からのステータス情報を均質化した単位の監視データに変換します。結合とマッピングなどの変換は、共通データモデルに挿入される前に監視データに適用されます。
- 共通データモデル(Common data model)。 共通データモデルは、監視環境の現在と過去の状態を含みます。それには、ステータスと性能情報と、データ監視アダプタが新しいステータス情報をシステムに引き渡す毎に継続される更新情報が含まれます。また、共通データモデルには、プロファイル構成、アラートとエスカレーションルールや性能データ保存ルールなどの監視対象環境の構成の抽象的表現も含まれています。
- アプリケーション プログラミング インタフェース(Application Programming Interfaces)。データ管理層の最上部で、監視構成、管理構成、ホストとサービスのステータスと性能データへの標準インタフェースを提供します。PHP バインディング、セキュアSOAP APIと性能データAPIを含む、さまざまのインタフェースが提供されます。
- プレゼンテーション層(Presentation Tier)
- プレゼンテーション層は、すべてのグランドワーク モニタのアプリケーション・ビューのためのユーザインタフェースを提供します;サードパティアプリケーションのためのユーザインタフェースの提供を統合し、外部アプリケーションを統合するためのフックを提供します。プレゼンテーション層は下記を含みます:
- エグゼクティブ用概要から技術用詳細までの、業務指向のダッシュボード
- ドリルダウン機能の付いた、アラート、メッセージおよびステータス
- 性能チャートとグラフ
- 構成管理とシステム管理
- 運用状態および傾向レポート
プレゼンテーション層は、グランドワークのソリューションを多種多様な部門のセキュリティニーズに合わせて仕立て上げられるよう、ユーザセキュリティとロールベースのパーミッションを強制します。
また、プレゼンテーション層は、出力をITSMダッシュボードた他のサードパティコンソールの中へ提供するため、他のソリューションと統合することができます。
* Nagios は、 Nagios Enterprises の登録商標です。