コマンドを定義するコマンドラインは、コンタクト、ホスト、サービス定義から参照されます。定義可能なコマンドにはサービスチェック、サービス通知、サービスイベントハンドラ、ホストチェック、ホスト通知、ホストイベントハンドラなどがあります。 Configurationは、デフォルトで commands.cfg にチェック・コマンドの定義を保存します。
コマンド定義にはマクロを含めることができますが、コマンドが使用される状況で有効なマクロのみを含めるように注意する必要があります。コマンド実行の直前に、Nagiosはコマンド内のすべてのマクロを、対応する値に置き換えます。 この方式により、すべてのニーズに対応する汎用的なコマンドを数個定義することができるようになります。ただし、コマンドが使用される状況で有効なマクロのみを含めるように、注意する必要があります。 マクロの全リストと使用方法については、Nagiosドキュメント を参照してください。
Configuration(コンフィグレーション)ページからCommands(コマンド)を選択します。
New(新規)を選択します。
Select Resource(リソースの選択 )画面より、設定するリソースマクロをチェックします。これは、$USERn$ マクロ定義を含むことができる任意のリソースファイルを指定するのに使います。 $USERn$ マクロは、 格納するユーザ名、パスワード、およびコマンド定義内でよく使われる項目のために有用です(ディレクトリパスのような) ユーザマクロは、一つ以上のリソースファイル内に定義することが可能です。 Nagios は、最大 32 マクロをサポートします($USER1$ through $USER32$)。
リソースマクロを選択後、 画面が表示され、選択したマクロのオプションが画面上部に表示されます。ドロップダウンリストからリソースマクロに関連付けるプラグインを選択します。選択したプラグインは、なんらかのローカル、リモートソース、サービスをチェックするでしょう。これはコマンドラインに組み込まれています。
Next(次へ)をクリックして、次に進みます。
Command Wizard(コマンドウィザード)画面の各項目に入力します。
次に、コマンドタイプを指定します: Check = サービス/ホストチェックコマンド、ハンドラ; Notify = 通知コマンド、Other = その他のコマンド(すなわち、Performance Data Collector:性能データ収集)
Command line(コマンドライン) ディレクティブ は、サービスまたはホストチェック、通知、イベントハンドラ用にコマンドを使用する場合に、Nagiosが実際に実行する内容を定義します。 この編集可能なフィールド内の有効なマクロは、コマンドラインが実行される前に、すべてが対応する値に置き換えられます。 さまざまなマクロをいつ使用すべきかの判断は、マクロに関するドキュメントを参照してください。 コマンドラインは引用符で囲まれていないことに注意が必要です。 またコマンドラインにドル記号($)を渡す必要がある場合は、エスケープ文字として、もう1つドル記号を付加します。
Command Wizard 画面の Test(テスト)エリアは、ホストとコマンドラインの引数を入力します。 Test(テスト)ボタンをクリックすると、コマンド定義の構文解析が行われ、マクロの置換およびHost(ホスト)ボックスに入力したホスト名の挿入によって得られたコマンドをシェルコマンドラインに投入して実行します。実行結果は右側のボックスに表示されます。
Add(追加)を選択して、新規コマンドを追加します。 Cancel(キャンセル)を選択すると、保存せずにCommand Wizard(コマンドウィザード)画面を終了します。
コマンドが保存されたというメッセージが表示されます。 Continue(続ける)を選択します。