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Foundation は、以下で述べられているコンポーネントを緩やかに統合したいくつかのシステムです:
Foundation-webbapp - ビジネスオブジェクト、データ持続コンポーネント(Object Relation Mapping ORM)、データ正規化コンポーネント(Foundationアダプター)、WebサービスAPI(SoapベースのAPI)を含むコアのコンポーネント
Foundation-JMS -入ってきたデータを受け渡すメッセージキューや通知のためのトピックサーバをホスティングしているサーバ
Foundation-reportserver - (Professional のみ)BIRTレポート管理アプリケーション
birtviewer - Eclipse BIRT Report Designer で生成されたレポートを閲覧するためのEclipeアプリケーション
コンポーネントのそれぞれが Webアプリケーションとして構築され、サーブレットコンテナ(Jetty)に配備されています。Webアプリーケーションに加えて、Foundationは以下のコンポーネントを含んでいます。:
Nagiosフィーダー – Nagios フィーダーはNagiosのステータスとログファイルを読みこみ、FoundationにXMLメッセージを送ります。Nagios フィーダーは GroundWork Moniotr Community Edition のみで使用されています。プロフェッショナル版のフィーダー機能は Nagios Event Broker によって行われます。Feederのスクリプトは /usr/local/groundwork/foundation/feeder ディレクトリに格納されて、以下の名前が付けられています:
nagios2collage_status.pl - Nagiosのステータスログを読み込み、ホストとサービスステータス情報でデータベース内のステータスをアップデートします。
Eclipse のためのGroundWork Webサービスプラグイン - このプラグインはディストリビューション(usr/local/groundwork/foundation/eclipse)に含まれますが、birtviewerのWebコンポーネントにもバンドルされます。
Foundation ファイルとコンポーネント - /usr/local/groundwork/foundation
Web アプリケーション - foundation/container/webapps
Web アプリケーションのコンテキストファイル - foundatin/container/contexts
Jetty サーブレットコンテナの構成設定 - foundation/container/etc
Foundation の構成設定は、/usr/local/groundwork/config ディレクトリに格納されているプロパティファイルを使用します。これらのファイルの変更は以下のテーブルで記述されているような gwservices のリスタートが必要となります。
構成設定ファイル |
説明 |
db.properties |
GroundWork Monitor によって使用されるデータベースの認証からなります。 |
foundation.properties |
リッスンするポート、JM S サーバのロケーションや構成設定と、さまざまなスレッドのサイズやコネクションプールなどのアプリケーションのチューニングのための、プロパティといったランタイムの構成設定を定義します。
|
adapter.properties |
通信プロセスに使用されるアダプター(正規化コンポーネント)のリスト |
gwreportserver.properties |
レポートのロケーションやレポートビューワについての情報を定義します。 |
log4j.properties |
このファイルはすべての Java アプリケーションに対して、ログレポートのレベルを変更することを可能にします。デフォルトでは、Error のみにセットされています。デバッグのために、Warning や info や debug をセットすることができます。 |
ログファイルのアウトプットは、log4j.properties で定義されます。デフォルトでは Java のすべてのログファイルは、/usr/local/groundwork/foundation/container/logs ディレクトリに送られます。
Foundationを起動するには、以下のコマンドを発行してください(要ルート権限):
/usr/local/groundwork/ctlscript.sh start gwservices
同じようにサービスを停止する場合は:
/usr/local/groundwork/ctlscript.sh stop gwservices
注意: Foundation の停止はメッセージリスナーと API が動かしているユーザインタフェースが停止するため、サービスの起動と停止を行う際には注意が必要です。