サービス依存関係(依存性)は任意設定であり、ひとつ以上の他のサービスの状態に基づいて通知とアクティブチェックを抑制することができるます。
サービスは、ひとつ以上の他サービスの状態に依存することができます
サービスは、同じホストに関連付けられていないサービスに依存することができます
サービス依存関係は(特に設定されない限り)継承されません
サービス依存関係は、サービス実行や、さまざまの条件(OK、WARNING、UNKNOWN や CRITICAL)において抑止されたサービス通知の起動のために使用することができます。
Nagios はサービスチェックやサービスのための通知を送出する前に、そのサービスが何らかの依存関係を持っているかをチェックいます。なにも依存がない場合、通常通りそのチェックは実行され、通知は送出されます。そのサービスがひとつ以上の依存関係を持っている場合、Nagios は各依存関係エントリーを下記のようにチェックします:
Nagios は、依存しているサービスの現在状態を取得します。
Nagios は、依存しているサービスの現在状態を(その時点で該当している)依存関係定義内に実行や通知中止(failure)オプションと比較します。
依存しているサービスの現在状態が中止(failure)オプションのひとつと一致していたら、その依存関係は不合格と判断し、Nagios は依存関係チェックのループを抜けます。
依存しているサービスの現在状態が依存関係エントリのどの中止(failure)オプションとも一致しなかったら、その依存関係はチェックをパスしたとなり、Nagios は次の依存関係エントリのチェックに移ります。
コンフィグレーションアプリケーションから Services(サービス)を選び、ナビゲーションツリーから Service Dependencies(サービス依存関係)を選んで、New(新規追加)を選びます。
Service Dependency Template(サービス依存関係テンプレート設定)画面で、そのサービス依存関係の名前(例: Example)を指定します。
親となるService name(サービス名)をドロップダウンボックスから選びます。これは、依存するサービスの指定です。
次に、Execution Failure Criteria(実行中止基準)を選びます。
実行の依存性は、そのサービスのアクティブチェックを実施するを制限するのに使用します。パッシブチェックは実行依存性の制限を受けません。この基準は、どのような場合に依存したサービスが実行されるべきでないかを規定します。依存をされているサービス(例:ssh_disk_root)が指定されたどれかのfailure(中止)状態であったら、依存したサービスは実行されません。
正しいオプション指定は次の組み合わせです:OK(正常)のチェックは正常(OK)状態で中止、 WARNING(警告)のチェックは警告(WARNING)状態で中止、UNKNOWN(不明)のチェックは不明(UNKNOWN)状態で中止、CRITICAL(異常)のチェックは異常(CRITICAL)状態で中止です。なし(none)オプションを選ぶと、実行依存関係は不合格になることがなく、常に実行されます。例:もし、あなたが Execution Failure Criteria(実行中止基準)で、正常(OK)、不明(UNKNOWN)と異常(CRITICAL)を指定すると、依存されるサービスの状態が正常(OK)、不明(UNKNOWN)や異常(CRITICAL)の場合、依存したサービスは実行されることはありません。
続いて、Notification Failure Criteria(通知中止基準)を選びます。
そのサービスのためのすべての通知依存チェックが合格すると、Nagios は、通常通り、そのサービスのための通知を送出します。ひとつでも、そのサービスの通知依存チェックが不合格となると、Nagios はその(依存した)サービスの通知を一時的に抑止します。この基準は、どのような場合に依存したサービスのための通知が送出されるべきでないかを規定します。依存をされているサービス(例:ssh_disk_root)が指定されたどれかのfailure(中止)状態であったら、いそん依存したサービスのための通知はコンタクトに対して送出されません。
正しいオプション指定は次の組み合わせです:OK(正常)のチェックは正常(OK)状態で中止、 WARNING(警告)のチェックは警告(WARNING)状態で中止、UNKNOWN(不明)のチェックは不明(UNKNOWN)状態で中止、CRITICAL(異常)のチェックは異常(CRITICAL)状態で中止です。なし(none)オプションを選ぶと、実行依存関係は不合格になることがなく、常に実行されます。例:もし、あなたが Execution Failure Criteria(実行中止基準)で、正常(OK)、不明(UNKNOWN)と異常(CRITICAL)を指定すると、依存されるサービスの状態が正常(OK)、不明(UNKNOWN)や異常(CRITICAL)の場合、依存したサービスは実行されることはありません。
Save(保存)を選びます。
次に、サービス依存関係をサービス管理やホスト依存性設定の画面でタ起用します。