ステップ 1 では、サービス追加の設定方法を説明します。 サービスに名前を付ける場合、後でわかりやすいように標準的な命名法(例: ssh_disk_/)を使用することを推奨します。 また、サービス追加に関連付けるサービステンプレートの選択も必要になるでしょう。 複数のサービスに共通の属性が必要な場合、サービステンプレートが役に立ちます。 サービステンプレートには、サービス詳細設定とサービスチェック定義が複数含まれます。
ステップ 2 の Service Detail(サービス詳細) 画面では、選択したテンプレートのデフォルト属性を使用するか、各属性のチェックを外してサービス追加の属性を個別に設定するか(選択テンプレートのデフォルト設定を継承しない)を選択できます(Set Inheritance: 継承の設定)。
次に、サービスチェックを設定するステップ 3 に進みます。 最後にステップ 4 では、リスト表示されたホストに特定のオプションを適用する方法について検討します。
さらにClone service(サービス複製) オプションでは、既存のサービスをサービス追加名にコピーすることできます。新たにクローン化したサービスに対して、元のサービスプロファイルとの関連づけを維持するためのプロファイルを、サービス追加に適用するオプションがあります。新しいサービスは、Commit(コミット)する必要があります。
Clone Service(サービス複製)オプションを使用すると、既存のサービスの設定項目をコピーしてサービス追加を作成できます。 作成後、サービス追加の特定の設定項目を個別に変更します。 また、コピー元のサービスプロファイルにサービス追加定義を追加するオプションもあります。
Configuration のメニューオプションから Services(サービス)を選択します。
New service(サービス追加)を選択します。
New Service(サービス追加)画面に、サービス名をします(必須)。 例: check-disk-sda1注意: Monarch およびGroundWork Monitor では、ホストおよびサービス名にバックスラッシュを使用できません。次に、サービステンプレートを選択します(必須)。このオプションは、サービス名定義のために、デフォルトテンプレートを設定します。例:generic-service.
Add(追加)を選択して、Manage Service(サービス管理)画面に進みます。
Manage Service(サービス管理) 画面には、Service Detail(サービス詳細)、Service Check(サービスチェック)、Service Dependencies(サービス依存関係)、Service Profiles(サービスプロファイル)、Service Externals(サービス外部設定(任意))、Apply Hosts(ホストの適用)ホストなど5つのタブがあります。
Service Detail(サービス詳細) タブには、あらかじめ選択したテンプレートから継承した設定が表示されます。テンプレート値を上書きするには、各ディレクティブ上の左のチェックボックスのチェックを解除します。
Save(保存)を選択して、サービス追加を追加します。 サービスが保存され、次の画面に進むようにメッセージが表示されます。 Close(閉じる)を選択します。 Delete(削除)は現在のサービスを削除します。現在のサービスの名前を変更するには Rename(名前を変更)を使用します。Close(閉じる) は現在のサービスを保存せずに終了する場合に使用します。
このステップでは、サービス追加に対するサービスチェックを設定します。 サービスは必要な数だけ任意に作成できます。 プラグインの他のオプションを使用する場合は、これらのオプションを設定するコマンドを新たに作成し、これらコマンドによってサービスを作成する必要があります。 GroundWork Monitor では、一般的に使用されるサービスをあらかじめ設定して、多数同梱しています。
Service Check(サービスチェック)タブを選択します。
Inherit check from template(テンプレートから継承)ボックスの選択を解除し、このサービスに対して特定のチェックコマンドを定義できるようにします。 ドロップダウン・リストからコマンド(例: check_by_ssh_disk)を選択します。 GroundWork Monitorには、定義済みの多数の標準コマンドが同梱されています。
次に、プラグインに渡す引数に対応する、コマンドラインのARG1!ARG2!ARG3の値を入力します。 この例では、 / パーティションをチェックして、空き領域が20%未満の場合に警告を、10%未満の場合に重大警報を発するように、20%!10%!/を入力します。
以上が完了したら、この Service Check(サービスチェック)画面より任意のホストに対してサービスをテストすることができます。
Save(保存)を選択して、サービス追加とサービスチェックを保存します。
Apply Hosts タブでは、リストに表示されたホストに対して適用するオプションを選択する必要があります。 リスト表示されるホストは、ホスト設定タブでこのサービスを割り当てられたホストです。 ここではホスト適用のオプションの詳細について説明します:
Apply Service Check(サービスチェックを適用する) - このホストに Service Check(サービスチェック)タブで定義したサービスチェックを適用する場合は、ボックスを選択します。
Apply Contact Groups(コンタクトグループを適用する) ? リスト表示されたホストに対してサービス連絡先の設定を適用する場合は、ボックスを選択します。
Apply Service Extended Info(サービス拡張情報を適用する) ? リスト表示されたホストに対してサービス拡張情報の設定を適用する場合は、ボックスを選択します。
Apply Service Escalation(サービスエスカレーションを適用する) ? リスト表示されたホストに対してサービスエスカレーションの設定を適用する場合は、ボックスを選択します。
Apply Dependencies(依存関係を適用する) ? リスト表示されたホストに対してサービス依存性を適用する場合は、ボックスを選択します。
Replace existing Service properties(force inheritance)(既存のサービス設定の置換:強制継承) ? このオプションを選択すると、Service Detail(サービス詳細)ページで選択した設定が参照され、強制的にサービステンプレートを継承します。
Merge existing Service properties(preserve override)(既存のサービス設定のマージ) ? このオプションを選択すると、Service Detail(サービス詳細)ページで選択した設定が参照され、リスト表示されたホストに対しては、Service Detail(サービス詳細)ページで指定したチェックボックスの状態が優先されます。