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下のテキストでは、独自の性能グラフの作成手順、または既存のグラフの変更手順を説明します。
Configuration をクリックして、Performance(パフォーマンス)選択します。
Configure(設定)を選択します。
Create New Entry(新規作成)または Copy(既存のサービスの定義の複製)を選択します。 サービス定義のプロパティの入力または編集には、以下のステップを行います。
ほとんどの場合、数値やパーセントのどちらかでグラフ化したいでしょう。それを行う最も簡単な方法は、既存の設定エントリーのコピーを作ることです:
パフォーマンスの設定データベース内の GENERIC_NUMBER か GENERIC_PERCENT エントリをコピーし、その Service(サービス名)をあなたのエントリに変更します。
性能データがすでに生成されている場合、必要なのは RRD の作成のみです。
性能データがまだ生成されていない場合、出力文字列から数値やパーセントを解析するためにテータス文字列解析の正規表現を入力します。
Configuration(コンフィグレーション)のサービス拡張情報テンプレートの中の CGI のグラフ化プログラム nnumber_graph.cgi か percent_graph.cgi を指定します。これらのグラフ化プログラムは GroundWork Monitor といっしょにインストールされています。望むならば、 graph.gif アイコンも指定することができます。サービスの CGI が Nagios インタフェースに表示されるようにするためには、Nagios への変更をコミットする必要があります。
図: サービス定義の作成またはコピー
表 サービス定義のプロパティ
Graph LabelGraph Label(グラフラベル) |
Status(ステータス)のグラフウィンドウに表示されるラベルを定義するため、Graph Label(グラフラベル)を入力します。 |
Service(サービス) |
性能グラフのサービス名を定義するため、Service(サービス)を入力します。ここには、正確なサービス名を入力してください。このエントリでは大文字小文字を区別します。 |
Use Service as a Regular Expression (正規表現としてサービス名を使用する) |
この定義を複数のサービス名に適合させたい場合(例、snmp_if_interface_1, snmp_if_interface_2)、Use Service as a Regular Expression(正規表現としてサービス名を使用する)オプションをチェックしてください。 Service(サービス名)フィールドに適合するすべてのサービスの名称が RRD を作成するために、このエントリを使います。注意するべきこととして、あるサービス名が、このデータベース内の二つのエントリと合致した場合、システムはどちらを使用するか分からないので RRD が作成されません。 |
Host(ホスト名) |
このエントリに適合する Host(ホスト名)を入力します。すべてのホスト名に適合させるためには * を入力します。 |
Status Text Parsing Regular Expression (ステータス文字列解析の正規表現) |
Status Text Parsing Regular Expression(ステータス文字列解析の正規表現)フィールドは、適切にフォーマットされていない性能データを返すプラグインを使う場合に使用されます。このフィールドは、性能計測値のためのステータステキストの正規表現ベースの解析を有効にするために、次のフィールド(Use Status Text Parsing Instead of Performance Data/パフォーマンスデータの代替として解析文表示を使用する)と合わせて使用されます。 注意: 正規表現中のカッコは、その中に入っている正規表現に合致する文字列や値を変数に入れることを意味します。ここでの例では、それは $VALUE1$ と $VALUE2$ となるでしょう。
|
Use Status Text Parsing instead of Performance Data (パフォーマンスデータの代替として解析文表示を使用する) |
Use Status Text Parsing Instead of Performance Data(パフォーマンスデータの代替として解析文表示を使用する): このフィールドは、上記 5. で説明した、ステータス文字列の構文解析を有効にするためのフラグです。ここをチェックしない(ゼロにする)と正規表現ベースのステータス文字列解析が無効になり、チェック(1に)すると有効になります。 |
RRD Name(RRD 名) |
RRD Name(RRD 名) オプションは RRD ファイル名を定義するのに使用します。下記のマクロが使用できます: $HOST$ パフォーマンスのヘッダに呼び出されるホストの名前 $SERVICE$ パフォーマンスのヘッダに呼び出されるサービスの名前 たとえば、下記の文字列は RRD ファイルにホストとサービスの名前を持つ RRD を作成するでしょう: /usr/local/groundwork/rrd/$HOST$_$SERVICE$.rrd |
RRD Create Command (RRD作成コマンド) |
RRD を作成する文字列を定義するため、RRD Create Command(RRD作成コマンド)を入力します。RRDtool の creation コマンドとオプションについては、 RRDtool のドキュメントを参照することができます。下記のマクロが使われるかもしれません: $RRDTOOL$ ファイルロケーション(パス)を含む RRDtool プログラム $RRDNAME$ 設定ツール内で定義された RRD ファイルの名前 RRD 作成文字列の例: |
RRD Update Command (RRD 更新コマンド) |
RRD を更新する文字列を定義するため RRD Update Command(RRD 更新コマンド)を入力します。RRDtool の update コマンドとオプションについては、 RRDtool のドキュメントを参照することができます。下記のマクロが使われるかもしれません: $LASTSERVICECHECK$ プラグインが実行されたチェック時間(UTC 形式) 次の文字列が RRD update の例です。 この例では RRDファイルを性能データ文字列やステータス文字列解析の最初の値で更新します: $RRDNAME$ $LASTSERVICECHECK$:$VALUE1$ 2><1 |
Custom RRDtool Graph Command (カスタムRRDtool Graphコマンド) |
Expanded、Consolidated by Host、Consolidated を含む Dashboards Performance Graph内には、3つのホストビューオプションがあります。Custom RRDtool Graph Command は、拡張ビューのみを使用する時にRRD グラフの制裁に効果があります。アプリケーション内のグラフには、効果がありません。 グラフの体裁を変えるには、この表の下記テキストを参照してください。 |
Enable(有効) |
Enable(有効)オプションがチェックされるとエントリを有効にします。無効(チェックなし)とすると、このエントリについての RRD の作成と更新が行われません。 |
グラフの表示の仕方を変えるために、コマンドラインからCustom RRD Graph Command(カスタム RRD Graph コマンド)フィールドにグラフを提供するコマンドを貼り付けます。たとえ、関係しない RRD についてであっても、正当なコマンドならどんなコマンドでも機能し、どのような RRD アクセスでもグラフを作成します。しかし、それは望ましいことではありませんので、望む効果を得るために、特定の文字列の置き換えが使用されます。下記:"rrdtool graph" の文字列が挿入さっれたら、このプロセスがトリガーされます。
rrd_source は、ホストやサービスのための CGI によって選択された RRD によって置き換えられます。
ds_source_0 は、最初の DS で置き換えられます。
ds_source_N は、 RRD 内の N 番目の DS で置き換えられます。( N は 整数)
これにより、何をどのようにグラフ化するかを指定するのにかなりの柔軟性ができます。しかし、これ以上に、rrdtool の graph コマンド の中に $LISTSTART$ $LISTEND$ のペアを置くと、以下の値が置き換えられます:
$DEFLABEL#$ は RRD:DS の文字列になり、RRD の中に DS がある回数だけ提供されたコンテキスト内で繰り返します。
$CDEFLABEL#$ は、英文字 a, b, c... となり、最大 26 まで CDFS を順番付けるために使用します。
$DSLABEL#$ は、DS 名となり、上記の説明のようにで繰り返えされます。
$COLORLABEL#$ は、@colors 配列から選んだ色となり、同じ色がデフォルトのグラフ内で色選択に使用されます。どの色が表示されるかが分からない(気にしない)場合、使います。
下記のようなカスタムコマンドは::
/usr/local/groundwork/bin/rrdtool graph - \
--imgformat=PNG \
--title="All Disk Partitions" \
--rigid \
--base=1000 \
--height=120 \
--width=500 \
--alt-autoscale-max \
--lower-limit=0 \
--vertical-label="Kilobytes" \
--slope-mode \
$LISTSTART$ \
DEF:$DEFLABEL#$:AVERAGE \
CDEF:cdef$CDEFLABEL#$=$CDEFLABEL#$,8,* \
LINE:cdef$CDEFLABEL#$$COLORLABEL#$:"$DSLABEL#$" \
GPRINT:cdef$CDEFLABEL#$:LAST:" Current\:%8.2lf %s" \
GPRINT:cdef$CDEFLABEL#$:AVERAGE:" Average\:%8.2lf %s" \
GPRINT:cdef$CDEFLABEL#$:MAX:" Maximum\:%8.2lf %s" \
$LISTEND$
結果として、下記のようになります:
/usr/local/groundwork/bin/rrdtool graph
/usr/local/groundwork/apache2/htdocs/performance/rrd_img/view_1193523936_localhost_All-Partitions_h_1.png
--imgformat=PNG --title="All Disk Partitions" --rigid --base=1000
--height=120 --width=500 --alt-autoscale-max --lower-limit=0
--vertical-label="Kilobytes" --slope-mode
DEF:a=/usr/local/groundwork/rrd/localhost_All_Partitions.rrd:_boot:AVERAGE
CDEF:cdefa=a,8,* LINE:cdefa#8DD9E0:"_boot" GPRINT:cdefa:LAST:"
Current\:%8.2lf %s" GPRINT:cdefa:AVERAGE:" Average\:%8.2lf %s"
GPRINT:cdefa:MAX:" Maximum\:%8.2lf %s"
DEF:b=/usr/local/groundwork/rrd/localhost_All_Partitions.rrd:_dev_shm:AVERAGE
CDEF:cdefb=b,8,* LINE:cdefb#64A2B8:"_dev_shm" GPRINT:cdefb:LAST:"
Current\:%8.2lf %s" GPRINT:cdefb:AVERAGE:" Average\:%8.2lf %s"
GPRINT:cdefb:MAX:" Maximum\:%8.2lf %s"
DEF:c=/usr/local/groundwork/rrd/localhost_All_Partitions.rrd:root:AVERAGE
CDEF:cdefc=c,8,* LINE:cdefc#D3DB00:"root" GPRINT:cdefc:LAST:"
Current\:%8.2lf %s" GPRINT:cdefc:AVERAGE:" Average\:%8.2lf %s"
GPRINT:cdefc:MAX:" Maximum\:%8.2lf %s" --start 1194999156 --end
1195002756 --height 200 --width 600