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このプロファイルは JDBC クライアントをベースとした手法を使って Oracle データベースを監視します。このプロファイルは Oracle インスタンスのための基本レベルの監視を提供しますが、もっと重要な点として、標準の SQL クエリ使用を通じての拡張監視のためのフレームワークを提供します。
サービス - Configuration(コンフィグレーション)内の定義はこの名前の下に格納されています。
コマンドライン - プラグインへ渡される引数付きのサービスコマンド
プラグインのコマンドライン - このサービスのためのNagiosに呼ばれたプラグインスクリプト
拡張情報 - 特にグラフの生成のために使用される、サービス拡張情報の定義
注意: 下記のコマンドラインは、一行のコマンドを意味します。
サービス |
コマンドライン |
プラグインのコマンドライン |
拡張情報 |
check_oracle_available |
check_oracle_script!PORT!SID!UNAME!PWD! up_down!2!2!0!Y!N |
$USER1$/check_oracle_db –H $HOSTADDRESS$ -p $ARG1$ -s $ARG2$ -l $ARG3$ -x $ARG4$ -f ‘$ARG5$’ –w $ARG6$ -c $ARG7$ -n $ARG8$ -o $ARG9$ -g $ARG10$ |
percent_graph |
check_oracle_locks |
check_oracle_script!PORT!SID!UNAME!PWD! locks!2!5!3!N!Y |
$USER1$/check_oracle_db –H $HOSTADDRESS$ -p $ARG1$ -s $ARG2$ -l $ARG3$ -x $ARG4$ -f ‘$ARG5$’ –w $ARG6$ -c $ARG7$ -n $ARG8$ -o $ARG9$ -g $ARG10$ |
percent_graph |
check_oracle_max_processes |
check_oracle_script!PORT!SID!UNAME!PWD! max_processes!80!90!3!N!Y |
$USER1$/check_oracle_db –H $HOSTADDRESS$ -p $ARG1$ -s $ARG2$ -l $ARG3$ -x $ARG4$ -f ‘$ARG5$’ –w $ARG6$ -c $ARG7$ -n $ARG8$ -o $ARG9$ -g $ARG10$ |
percent_graph |
check_oracle_tablespace |
check_oracle_script!PORT!SID!UNAME!PWD! tablespace!80 !90!1!N!N |
$USER1$/check_oracle_db –H $HOSTADDRESS$ -p $ARG1$ -s $ARG2$ -l $ARG3$ -x $ARG4$ -f ‘$ARG5$’ –w $ARG6$ -c $ARG7$ -n $ARG8$ -o $ARG9$ -g $ARG10$ |
percent_graph |
このパッケージには次のファイルが含まれます:
プロファイル定義
service-profile-jdbc-oracle.xml
perfconfig-jdbc-oracle.xml
プラグインスクリプト
jdbc-oracle.tar.gz
性能グラフのプログラム
number_graph.cgi
GroundWork Monitor には、さまざまなディバイス、システム、アプリケーションに対する多くの監視プロファイルが含まれます。新しいGroundWorkのインストール上にすでにインポートされたプロファイルには、Service Ping、SNMP ネットワーク、SSH UNIXがあります。GroundWork Monitor Configuration(コンフィグレーション)ツールは、更新したプロファイル、および追加設定を要求するプロファイル(プロファイルの XML ファイルと、それに付随する Performance Configuration 定義ファイル)をインポートするために使用されます。インポートの手順は、GROUNDWORK プロファイル > プロファイルのインポート
このセクションでは、このプロファイルを使用した詳細設定を説明します。これらのパラメータは、コンフィグレーションツールによって変更することが可能です。
コマンドパラメータは、Configuration(コンフィギュレーション)のサービスセクション内に、下記の名前とデフォルト値で存在します。太字の引数は、サービスプロファイルを正しく動作させるため、必ずセットする必要があります。
check_oracle_available
Oracle データベースが利用可能かを sys.dual テーブルに対してセレクトを実行してチェックする.
$ARG1$ - TNS リスナーが利用可能な TCP ポート.
$ARG2$ - コネクトするための SID.
$ARG3$ - コネクトするためのユーザ ID.
$ARG4$ - コネクトするためのパスワード.
$ARG5$ - ’r;up_down’がデフォルト。実行される SQL スクリプト名.
$ARG6$ - ’r;2’がデフォルト。アラーム発行のための Warning (警告)閾値.
$ARG7$ - ’r;2’がデフォルト。アラーム発行のための Critical(異常)閾値.
$ARG8$ - ’r;0’がデフォルト。閾値を評価する対象のカラムの番号.
$ARG9$ - ’r;Y’がデフォルト。コネクション失敗した場合にエラー生成をされるべきと指定.
$ARG10$ - ’r;N’がデフォルト。プラグインによって性能データが返されないことを指定.
check_oracle_locks
オラクルのロック総数、dml_allowed(認められたDML)とブロックされたロックをチェック.
$ARG1$- TNS リスナーが利用可能な TCP ポート.
$ARG2$ - コネクトするための SID.
$ARG3$ - コネクトするためのユーザ ID.
$ARG4$ - コネクトするためのパスワード.
$ARG5$ - ’r;locks’がデフォルト。実行される SQL スクリプト名.
$ARG6$ - ’r;2’がデフォルト。アラーム発行のための Warning (警告)閾値.
$ARG7$ - ’r;5’がデフォルト。アラーム発行のための Critical(異常)閾値.
$ARG8$ - ’r;3’がデフォルト。閾値を評価する対象のカラムの番号.
$ARG9$ - ’r;N’がデフォルト。コネクション失敗した場合でもエラーを生成しない指定.
$ARG10$ - ’r;Y’がデフォルト。プラグインによって性能データが返されることを指定.
check_oracle_max_processes
最大数に対するプロセス数をチェックし、パーセンテージを返す.
$ARG1$ - TNS リスナーが利用可能な TCP ポート.
$ARG2$ - コネクトするための SID.
$ARG3$ - コネクトするためのユーザ ID.
$ARG4$ - コネクトするためのパスワード.
$ARG5$ - ’r;max_processes’がデフォルト。 実行される SQL スクリプト名.
$ARG6$ - ’r;80’がデフォルト。アラーム発行のための Warning (警告)閾値.
$ARG7$ - ’r;90’がデフォルト。アラーム発行のための Critical(異常)閾値.
$ARG8$ - ’r;3’がデフォルト。閾値を評価する対象のカラムの番号.
$ARG9$ - ’r;N’がデフォルト。コネクション失敗した場合でもエラーを生成しない指定.
$ARG10$ - ’r;Y’がデフォルト。プラグインによって性能データが返されることを指定.
check_oracle_tablespace
テーブルスペースをチェックし、パーセンテージを返す.
$ARG1$ - TNS リスナーが利用可能な TCP ポート.
$ARG2$ - コネクトするための SID.
$ARG3$ - コネクトするためのユーザ ID.
$ARG4$ - コネクトするためのパスワード.
$ARG5$ - ’r;max_processes’がデフォルト。実行される SQL スクリプト名.
$ARG6$ - ’r;80’がデフォルト。アラーム発行のための Warning (警告)閾値.
$ARG7$ - ’r;90’がデフォルト。アラーム発行のための Critical(異常)閾値.
$ARG8$ - ’r;1’がデフォルト。閾値を評価する対象のカラムの番号.
$ARG9$ - ’r;N’がデフォルト。コネクション失敗した場合でもエラーを生成しない指定.
$ARG10$ -’r;N’がデフォルト。プラグインによって性能データが返されないことを指定.
下記のパラメータは、性能チャートを生成するために使用されます。これらのパラメータは、GroundWork Monitor内の > Configuration(コンフィグレーション) >Performance(パフォーマンス)ツールを使用して設定されます。
check_oracle_max_processes_
データベースインスタンスのプロセスの実際の数をグラフ化.
Nagios のサービス説明は "check_oracle_max_processes_”の文字列を含まなければなりません。該当するホスト上の各オラクルインスタンスのためのサービスのコピーを作るのに Monarch のサービスインスタンスを使い、、その場合にそのサービスインスタンスの名前が末尾の _<SID> (SID はオラクルインスタンスの名前)となるであろうことを予期しているいるため、末尾のアンダースコアがつけられています。
このサービスプロファイルの使用では、対象のデータベースに対する各サービスのための SQL スクリプト使用に正しい資格認定が設定されていることを前提としています。テストを支援するため、X-Windows が稼動している Red Hat 4 ES 32-bit サーバ上の Oracle 10g Release 2 サーバのための簡単な作業手順を下記に示します:
ユーザ root として、シェルから下記のコマンドを実行します:
/usr/sbin/groupadd oinstall
/usr/sbin/groupadd dba
/usr/sbin/groupadd oper
/usr/sbin/useradd –g oinstall –G dba,oper oracle
/usr/bin/passwd oracle ( and enter an appropriate password )
/bin/mkdir –p /app/oracle
/bin/chown oracle.oinstall /app/oracle
/bin/chmod –R /app/oracle