ブックシェルフの GROUNDWORK プロファイルのセクションでは、配布された GroundWork Monitor プロファイル群について説明し、プロファイルとサービスのインポートの仕方について説明します。
GroundWork Monitor Community Edition では、Service Ping、SNMP Network と SSH UNIX のプロファイルのみが提供されます。GroundWork Monitor Professional と Enterprise 版では基本的なプロファイルに加えて、ざまざまなデバイス、システムおよびアプリケーションのための監視プロファイルの拡張ライブラリーを提供します。
サブスクリプション契約をいただいているお客様は、6.0.リリース以降に提供された新しいプロファイルとおよび関連ドキュメントに対するGroundWork プロファイル は、 ナレッジベースが置かれている GroundWork Connect からご覧/入手いただけます。
サービス、およびホストプロファイルを作成する詳細は、構成設定の実施シナリオ を参照してください。
Configuration(コンフィグレーション)の Service Profiles(サービスプロファイル)は、どのようなホストに対しても適用できる、標準サービスのセットを定義します。その標準への変更が必要な場合は、そのプロファイルを修正すると、すべてのホストに適用することができます。この手順は数分で行うことが出来ます。GroundWork Monitor の Configuration(コンフィグレーション)ツールは、追加のプロファイル、つまりプロファイルの XML ファイルと付随するPerformance Configuration definition(パフォーマンス構成定義)ファイルをインポートするのに使います(参照: プロファイルのインポート)。各プロファイルに対して、あるサービス内の計測値を追跡するためにグラフが定義されているかもしれません(参照:Configuration>Performance)。
下記は、使用できるGroundWork Monitor プロファイルの一覧です。それらのプロファイルが、実際にどの接続ツールを介して監視されるかに応じて、下表で位置づけています。ドキュメントは、各プロファイルリンクを選択してご覧ください。また、プロファイル情報については、ナビゲーションツリー内の
SSH プロファイル - [Enterprise のみ] これらのプロファイルは、リモートデバイス上のサービスを監視するのに SSH を使って、GroundWork 監視対象サーバから情報を送り返します。GroundWork の UNIX サーバの標準監視方式は、 GroundWork Monitor サーバが SSH (Secure Shell) を使って監視対象サーバに接続し、オペレーティングシステムとアプリケーションの属性を返すために特別に記述されたプラグインを実行します。これらのプラグインは GroundWork Monitor に組み込まれており、追加のプラグインはオープンソースコミュニティー内で入手可能です。
WMI プロファイル - [Enterprise のみ] これらのプロファイルは、Windows のサービスを監視するのに Windows Management Instrumentation (WMI) プロトコルを使います。WMI プロキシサーバと通信するために Nagios サーバによって Nagios Remote Plugin Executor (NRPE) が使われます。このプロキシサーバは、WMI を使って測定とステータスを監視する Windows サーバを必要とします。 GroundWork はひとつのエージェント(NRPE)と、ひとつの Windows サーバ上にインストールされた一組の VBS スクリプトを使って、監視対象の Windows サーバとオペレーティングシステムとアプリケーションの属性についての通信を行います。このプロキシと監視対象 Windows サーバ間の通信は、Microsoft が提供する WMI (Windows Management Instrumentation) をベースとしています。 WMI は、現在サポートされているすべての Microsoft オペレーティングシステム上にインストールされているため、「エージェントレス」で GroundWork Monitor にサーバーを追加することが非常に容易です。その VBS スクリプトは、監視対象サーバの数千もの属性にアクセスすることができます。
NRPE プロファイル- [Enterprise のみ] これらのプロファイル群は Windows サービスを監視するのに NRPE を使います。これらのプロファイルは、 GroundWork Monitor はプロキシを使用せずに直接、各 Windows サーバと通信を行い、Windows オペレーティングシステムとアプリケーションの属性を監視することができます。NRPE(Nagios Remote Plug-in Executor) エージェントが各監視対象サーバ上にインストールされ、VBS スクリプトがそのエージェントを介して GroundWork Mitor からアクセスされます。これらのスクリプトは、 WMI プロファイルで使用されるものと同じです。それらは監視対象サーバの数千もの属性をアクセスすることができます。
Local プロファイル - GroundWork 監視サーバの状況を監視します。
NSClient プロファイル - [Enterprise のみ]NSClient は Windows サービスを監視するのに使います。NSClient という旧監視エージェントは、 Nagios のコミュニティでまだ広く使われています。そのエージェントは監視が必要な Windows サーバすべてにインストールする必要があります。 NSClient プロファイルはオペレーティングシステムとアプリケーションの属性をアクセスするのに NSClient の機能を使います。 GroundWork Monitor サーバは、各 NSClient エージェントと直接、通信を行います。 NSClient の難点のひとつは、機能拡張をする場合にソースコードからNSClient エージェントをリビルドする必要があることですが、古いインストールのサービスには役に立ちます。
Remote Service プロファイル - [Enterprise のみ] 下記のプロトコルは、リモートサーバ上のさまざまなサービスを監視します。 GroundWork Monitor Professional 内のいくつかの監視は、インストールされたエージェントを使用しないで行われるか、 最小限のエージェントが GroundWork Monitor Professional の一部としてインストールされます。このカテゴリのプロファイルは、ネットワークを介して監視対象サーバと ICMP や TCP などの標準プロトコルを使って通信を行います。Oracle の場合は SQL プロトコルが使われます。
SNMP とその他のプロファイル - [Enterprise のみ] これらのプロファイルは、リモートデバイス上のサービスを監視するのに SNMP を使用し、GroundWork 監視対象サーバから情報を送り返します。Syslog プロファイル - このプロファイルは、リモートのシステムから GroundWork Monitor に送られてきたシスログメッセージを処理するサービスチェックを含みます。
接続ツール |
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SSH |
WMI |
NRPE |
LOCAL |
リモートシステム |
SNMP (その他) |
モニターR |
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Apache |
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AIX |
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BES |
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Citrix |
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DNS |
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FTP |
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一般 |
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GroundWork サーバ |
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HPUX |
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JDBC |
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JMX |
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LDAP |
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Microsoft Exchange |
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Microsoft IIS |
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Microsoft SQL |
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MySQL |
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*nix (一般) |
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NNTP |
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SNMP (追加) |
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Syslog |
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VMware ESX3 |
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Web HTTP, HTTPS, SSL |
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Windows (一般) |
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Windows Server 2003 Active Directory |
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